本記事では、Kimini英会話が提供する教材を実際に全て使った私が、レッスンの内容をダイジェストでお届けします。
コース概要だけでは分からないレッスンの内容の確認になれば幸いです。
目次
Kimini英会話のコースの種類
Kimini英会話のコースはとっても豊富!
他のオンライン英会話スクールにはない独自の教材で学習することができます。
コース | 内容 | スタンダードプラン以上 |
総合英語コース | 中学から高校までの文法を順番に学習。英語の基礎を勉強したい人におすすめ。 | ー |
絵で見てぱっと英会話コース | 学研が出版する書籍「絵で見てパッと言う英会話トレーニング」を元に作られたコース。 | ー |
トピックスピーキングコース | 用意された4つのトピックから好きなものを2つ選択肢、トピックについて講師と会話します。 | ○ |
トータルスピーキングコース | 様々なトピックについて講師と会話します。 | ○ |
SDGsコース | SDGsの17のゴールを題材にして講師と会話します。 | ○ |
ビジネス英会話コース | ビジネスシーンで利用される単語やフレーズを学習します。 | ー |
英検合格コース | 学研の「英検をひとつひとつわかりやすく。」を元に作られたコース。 | ○ |
英検2次試験対策 | 英検の2次試験の模擬試験を受けることができます。 | ○ |
GTEC対策講座 | ベネッセコーポレーションが提供する英語コミュニケーション能力テストである「GTEC」の対策コース。 | ○ |
ニューストーク | ニュースサイトの記事を使って講師とディスカッションします。 | ー |
フリートーク | 講師と自由にトークすることが可能。 | ー |
TGGオンラインコース | 体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY ※」のアトラクションエリアが自宅で体験できるコース。 | ○ |
発音コース | 発音の集中トレーニングコース | ー |
接客英語コース | 日本に訪れた外国人を接客する際に利用する英語を学習するコース。 | ○ |
特訓コース | 既存のコースをコンパクトにまとめたコース。 | ○ |
夏期/冬期/春期講習 | 小・中・高校生それぞれがが学習する内容をまとめたコース。 | ○ |
期間限定 | クリスマスなど期間限定で提供されるコース | ー |
※TOKYO GLOBAL GATEWAYは東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する体験型英語学習施設。公式サイトはこちら。
(幼児向け、小学生向け、中学生向け、高校生向けの教材は含みません。)
Kmini英会話の教材の特徴と使用した感想
私がKimini英会話の教材を全て利用してみて感じたことをお伝えします。
Kiminiは「英語で英語の授業を受ける」ことができる教材だと思います。
kiminiの教材を使ったレッスンでは以下の特徴がありました。
- 先生がページをめくって、先生主導でレッスンが進んでいく
- 教材の内容は学研の有名書籍を元に作られている
他のオンライン英会話スクールでは、レッスン中は、生徒が自由に教材をスクロールして閲覧することができます。
また、生徒のリクエストにより教材をスキップしながら進めることができます。
しかし、Kiminiでは、選択したレッスンの教材は先生主導で進んでいくのでレッスンの途中で、このページはスキップしますと言えない(言えばスキップしてくれるかもですが、そういう雰囲気ではない)仕組みになっています。
さらに、コース教材は学研がこれまで出版してきた書籍等を元に作成されているため、参考書のような内容も多いです。
自習学習で解くような問題を先生と一緒に解くような感覚でした。
これらのことから、Kiminiの教材を実際に試してみて感じたのは、「学校の授業で受ける内容、参考書の内容を英語でレッスンとして学ぶことができる」ということです。
オンライン英会話でスピーキングを重視したい人にとっては、時には「わざわざレッスンでやらなくても自分で自習すればいいのでは?」な内容も正直あります。
しかし、英語学習って自分で計画を立てることはなかなか難しいもの。
提供された教材に沿って先生がレッスンを進めてくれるのはとても楽ちんです。
イメージは、語学留学に行って海外の語学学校で勉強している感じですね。
そのように、英語で英語の授業がオンラインで受けられるというのがKimini英会話の特徴だと思います。
Kimini英会話はこんな人におすすめ
- 学習計画を自分で立てる手間を省いてレッスンに集中したい人
- 英語の基礎から授業を受けたい人
また、Kimini英会話で誤解されがちなのが、
- レッスンは絶対に順番通りにしか進めることができない
- 一度行ったレッスンを再度できない
ということです。
レッスンを予約するときに、「順番通りに教材を進めるか」or「指定の番号のレッスンをするか」自分で選択できるようになっています。
そのため、前回の教材を復習もかねてもう一回やりたいといったことも可能です。
コース教材ごとの体験レポート
実際に私がKimini英会話の教材を使用した体験談をレポートします。
なお、教材のサンプルはKimini英会話の公式サイトで確認することが可能です。
総合英語コース
Kimini英会話のコースの中で最もベーシックなコースです。
総合英語コースは全部で5つのコースがあり、総合英語1〜3は中学校1年生〜3年生で学習する文法について学ぶことができます。
また、総合英語4〜5は、高校の文法を学ぶことができます。
- 文章を読んで内容に関する質問に答える
- テーマに関連して自分のことを説明する
文章問題は事前に予習しておくとスムーズに回答することができます。
テーマに関して自分のことを説明するパートでは、スピーキング力を鍛えることができます。
こちらも予習でどんな回答をするかなんとなく考えておくと学習効果が高まります。
初めのうちは、咄嗟に英語が出てきにくいものです、慌てないためにも準備は効果的です。
絵で見てぱっと英会話コース
タイトルのとおり、さまざまなシチュエーションのイラストを見て、パッと英語で答えるコースです。
このコースはスピーキングの練習にとてもいいですね。
例えば、以下のようなシチュエーションで、
私「How do you know Yuki?」
と文章を作成します。
予習用の動画がYouTubeでアップされているのですが、YouTubeの模範解答はシンプルです。
事前にYouTubeで予習してそのまま回答したら、先生から
「で?他には?More!」
と言われて色々と該当のシチュエーションで考えられる質問をしました。
トピックスピーキングコース
トピックスピーキングコースでは提示された4つのトピックの中から2つ選んでトピックについて講師とディスカッションします。
例えば、「バレンタインデー」というトピックに対して、講師に質問をするエクササイズ。
バレンタインデーについてどんな内容でもいいので質問します。
Do you like Valentine's Day?
Have you ever given chocolate for Valentine's Day?
意外と質問って3〜5個が限界…。
他には?と言われて困ることが結構多い。笑
他にも、
Popular Valentine gift
How people usually spend Valentine's day?
といったトピックに関連する内容について自分の意見を表現する練習もあります。
トータルスピーキングコース
様々なトピックについて、写真を見ながら描写する練習を行うコースです。
what can you see in this picture?
と講師に聞かれるので、写真から読み取れることを上部のボックスの単語を使って回答します。
このボックスの全てを使って1枚の写真を表現するのではなく、このボックスに関連する写真が複数枚に渡って続きます。
「この写真のどこに"electrical outlet"が…?」
と初めは混乱してしまいました。笑
SDGsコース
個人的にはこのコースとても好きでした。
- SDGsの目標に関連する写真を見て何を表しているものかを選択肢から選ぶ問題
- SDGsに関連して自分がどのように考えるかを表現する問題
が主で、
例えば、以下の問題だと「あなたが最も初めに手を付けるべきだと考える重要なSDGsはなんですか。」という質問に対して自分の考えを述べます。
「私は、飢餓だと思います。なぜなら、生命に関わる問題であり、この問題が解決されない限り他の問題に取りかかれないからです。」
といった感じで回答しました。
ビジネス英会話コース
ビジネスシーンを想定した表現を学びます。
講師とテキストを使用したロールプレイを行います。
その後、ロールプレイの一部の表現が空欄になり、自由に単語を入れて再度ロールプレイを行います。
講師「Good afternoon, how may I help you?」
私「Hello. I'd like to order vacuum cleaner, please.」
と言った感じです。
他にも、ビジネスシーンでよく利用される単語を学んだり、必要な文法を学べるコースになっています。
英検合格コース
学研が出版している書籍「英検をひとつひとつわかりやすく。」を元に作られたコースになっています。
英検合格コースの内容は主に以下のとおり。
- 文章を読んで内容に関する質問に答える
- 文章の穴埋め問題
文章は先生の後に続いて読むスタイルではなく、生徒が一人で読み上げます。
テキストの内容はレッスン前に確認ができるので予習しておけばスムーズに読めると思います。
音読した文章に関する質問に回答します。
自分で文章を組み立てるというよりは、本文中のキーワードを拾ってきて回答するだけなのでそこまで難しくありません。
こちらは穴埋め問題です。
文法の問題だったり、単語問題だったりするので、ものによっては難しいです。
回答できなくても先生がフォローしてくれて分からない単語の意味やなぜその回答になるのかを丁寧に教えてくれます。
英検2次試験対策
英検の2次試験を想定した模擬試験対策を行うことができます。
GTEC対策講座
「GTEC」は株式会社ベネッセコーポレーションの英語4技能テストです。
話す・聞く・書く・読むの4技能を測定するテストで、
- 小学生〜中学1年生向け
- 中学生・高校生向け
- 大学生・社会人向け
に分けられます。
本講座は、GTECの模擬試験を行うことで試験対策が可能な講座になっています。
講座の中では、講師の指示にしたがって模擬試験を受けていきます。
「声に出さずに文章を30秒で読んでください。」
「本文を1分以内に音読してください。」
「本文に関連する質問をするので回答してください。」
模擬試験の後に、先生からフィードバックをもらうことができます。
「音読のスピードも良かったし、発音も間違っているところはありませんでした。」
といった感じでした。
ニューストーク
ニュースサイトの記事を使って講師とディスカッションを行います。
- フード編
- テクノロジー編
- SDGs編
- 政治経済編
などなど、ニュースはいくつかの分類に別れているので自分が興味ある分野でディスカッションを行うことができます。
私は「テクノロジー編」を選んでみました。
教材はLarningEnglishというサイトの記事を活用していました。
事前の予習で文章に一通り目を通して起きます。このサイトでは、本文の音声も聞くことができるので、分からない発音の単語も簡単に予習が可能です。
ただ、このサイトの本文、結構長い…。
予習の際にちょっと心が折れかけました。笑
例えば、私が受けたレッスンではNASAが開発した月用のバックパックというお題でした。
教材を確認したい方は上記のリンクに飛んでください。
しかし、実際の授業では、初めの3,4段落を読んでそれに関する質問に答えただけで、それ以外はディスカッションの質問を講師がしてくれて終わりました。
例えば、
- あなたは宇宙に行きたいですか。
- なぜ月を探索することが必要だと思いますか。
といった感じです。
文章最後まで読む意味あんまりなかった〜。と思いつつも少し安心しました。
フリートーク
フリートークは講師と自由な会話を行うことができます。
といっても完全にフリーではなく、ある程度決められたテーマでトークすることもできます。
- 自己紹介
- 仕事について
- 恋愛について
- エンターテイメント
- 旅行について
- ファッションについて
- フィリピンについて
もちろん、フリーなので「トピックなし」というものも選ぶことができます。
例えば、講師に添削して欲しい文章があるなど、自分でレッスンの内容を決めたい時は、トピックなしを選んで講師に添削をお願いしましょう。
ただし、"教材"については、Kimini英会話が用意しているもの以外は対応していないとのことです。
Q:自分の好きな教材でレッスンしてもらうことはできますか?
A:大変申し訳ございませんが、お持ちの教材によるレッスンはご提供いたしかねますので、ご了承ください。
TGGオンラインコース
TGGとは、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」の略で、東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する体験型英語学習施設です。
海外をイメージして作られた街並みの中で国内留学を行うことができます。
そんな体験型英語学習施設のアクティビティをオンライン英会話で体験できるように作られたのがTGGオンラインコースです。
TGGオンラインコースでは、様々な日常生活のシチュエーションを想定して出題されるMISSIONに答えていきます。
実際に受けたレッスンでは、「薬局」を舞台にロールプレイを行いました。
私が腹痛で薬局に薬を買いに来た設定です。
講師が、薬局の店員さんになります。
無事に腹痛に効く薬を購入することができればMissionクリアとなります。
講師「May I help you?」
私「Yes,please. I have stomachace....」
と言った感じで自由にコミュニケーションを図ります。
発音コース
日本人が苦手とする「L」や「R」の発音だけではなく、「TH」「CH」、「SH」など日本人が間違えやすい発音を練習することができます。
レッスンの一番初めに、発音するための舌の位置、口の開け方を学びます。
その後、徹底してその音を練習するために単語や文章の読み込みを行います。
接客英語コース
レストランやカフェで外国人を接客するために必要な単語や言い回しを学習できます。
外国人がよく来るレストランなどで働いている人には即実践可能なフレーズを習得できます。
特定のシチュエーションでの単語や言い回しを練習した後、それらを使って自由に対応するためのロールプレイを講師の方と行います。
結局どの教材がいいの?
英語学習の目的にあった教材を選ぶことが大切ですが、正直文法系はオンライン英会話を使ったレッスンでやるにはもったいないと思いました。
参考書を1冊買って独学で実施したほうがコスパがいいと思います。
英語の4技能、「話す、聞く、読む、書く」の中の「話す」のスキルを伸ばすためにオンライン英会話を利用することがおすすめです。
その場合のおすすめコースは以下です。
- 絵で見てぱっと英会話コース
- SDGsコース
- ニューストーク
是非Kimini英会話でのコース選びの参考になれば幸いです。